SFM10月号に連作シリーズ〈あたらしいもの〉の1作目を書きました

S「……実はこの新シリーズ、ここでやってるGGGシリーズともつながってるし、さらには早稲田文学のエッセイとも連動してるのですが」

X「なんじゃそら」
S「というか、もともと新城が数年前から興味をもって『電子書籍著作権/経済学/法人/キャラクター/法哲学』などのトピックス群を調べてたのですが、例のグーグル騒ぎでそれらがどんどん(脳内でも現実の問題としても)つながっていってしまって……こりゃいかん、この機を逃しては!と担当編集様に泣きついて話を持ちかけて、あちこちで同時多発的に進行させてみよう……それもフィクションだけじゃなくてエッセイやノンフィクションも混ぜて展開しましょう、と。だからこの〈あたらしいもの〉は厳密には直線的なシリーズではなくて、3〜4次元の観念空間に分布するアイデアのネットワークみたいな」
Q「それじゃ解りにくいでしょ。ちゃんと説明なさいよ」
S「えーと、あんまり説明しちゃうと今後のネタバレになっちゃうので^^;)……詳しいことはおいおい。ともかく、全編に共通しているのは各作品のタイトルの脇についてる分類コードなんです。例えば、今回のSFMの短篇はQND-PX01、WB/こどもWBのエッセイ1回目はQNE-PP01、また年内には別のところでQND-NP02もお目見えの予定。この記法にしたがえば、GGGはさしずめQNN/E-PP01~13ですかね」
M「???……QNだけは共通してますけど……」
X「ははーん。ちょっと解ってきたぞ。これはいつもの――」
S「まあまあまあ。てなわけで、今後いろんなかたちで展開してゆく〈あたらしいもの〉、ごゆるりとお楽しみください……」