われら銀河をググるべきやDo We Dare Google the Galaxy?【その09】:5月5日では早すぎる

S「というわけで事態は進行中です:こちらのサイト経由で発見したのですが、米国の作家7名がこちらの弁護士事務所を雇って/と一緒に、

  • 5月5日のデッドラインを4ヶ月延長せよ! 短すぎるんじゃボケ!(意訳)

と訴えたようです。連絡先は上のサイトに書いてありますので、興味のある方はどうぞ。詳細分かり次第、更新してきます」
M「ばたばたしてますねー」
S「してますよ! ほんとに!」


S「あ、あとタイトル長すぎてTwitter経由だと読みにくい!という声を見かけまして……すみません、次回から二桁になるのにあわせて短くします^_^;)」







090428追記:
S「とか書いてたら、グーグルのほうから延長を申し出てきたらしいです:

なんか、現場の弁護士レベルですごい暗闘が進行中みたいな感じが……(以下すごい妄想が進行中)」




(その十数分後)

S「こちらの記事によれば、グーグルが要請したというよりは『同意した』という表現になってますが、

いちばんビックリしたのは、Googleを訴えた7人(作家and著作権継承者)の中にスタインベックやP・K・ディックの遺族が含まれてる、という記述。うーむ、面白いことになってきた……」
X「(不安げに)和解案自体がふっとぶ可能性ってのも、半月前よりは現実的になってきたな」
S「さすがに全てチャラってのはないでしょうけど……でもこういう動きがもとになって和解案が改善されるのは良いことですし、そもそもパッチ主義的じゃないですか」
X「そらまあそうなんだが」





(さらに十数分後)

S「今度はもっとすごいエントリを見つけましたよ:

以下、要点を引用&和訳です。

You can make a better deal. Google has one that’s ready-made for you, outside the settlement.
集団訴訟にのるより、もっと有利な方法があります:グーグル自身がすでにそれを作っておいてくれているのです……和解案とは関係なく。
First, opt out of the settlement. Then, if you want to make your book accessible via Google, on the web, join the Google Books Partner Program.
まず、和解案からオプト・アウトします。そのあとで、もしもグーグル経由であなたの書籍を世界に広めたいなら、グーグル・パートナー・システムを使えばいいのです。
Your books will appear where they would have appeared if you opted in to the settlement. But this way, you keep all your rights. And you can even add a “buy this book” button to the display page of your book if you offer the book for sale at your own site.
こうすればあなたの書籍は、オプト・インした場合と同じように表示(&検索)されます。ただし、あなたは全ての権利を保持したままでいられるのです。それどころか、『この本を購入してね』ボタンを画面に表示させる(自分のサイト等でその書籍を販売している場合は)こともできるのです。

うーむ、これは考えつかなかった! ようするに、

  • 自分の書籍が無料閲覧されてしまう→グーグル経由で有料購入する人もいるかもしれない→なんか騙されてる気分……

ではなくて、

  • グーグル経由で自分の書籍を宣伝→購入したい人は自分のサイトに呼び込む→ニヤリ

という戦略。ちなみに、こちらのサイト経由で発見しました」
X「これが本当にできるなら、すげえバグを見つけちまったことになるな、和解案に」
S「でもパートナー・システム自体はGoogleのサービスというか事業の一環なわけですから、彼らも損をしてるわけではないんですよね……とにかく、さらに調べてみます」
Q「原稿はどうなってるのよ!」
S「ぎくっ」





(そのまた翌日)

S「おおっと、今度はガサ入れですか!?:

けっきょく5月5日の〆切も2ヶ月延びたんだか延びるんだかなんです*1が……はたしてどうするどうなる!」

*1:こちらの記事によると4ヶ月延びたらしいです。