続・高度に発達した移動システムは……

S「いやー、たった今この記事↓を読んでひっくり返ってたんですけど:

……あんまり驚いたんで先にオチを言ってしまうと、新城が以前から注目してるGoogle出資の電気自動車アプテラ&そのライバル車って……太陽発電機能を備えてて、しかも自分で使用する以上の電力をつくって売ることもできるらしいんですよ!」
X「てことは、つまり」
S「そう! 次世代電気自動車は、単なるクリ〜ンでエコ〜で地球に優しい移動機関じゃなくて、路上を自在に動き回る発電所なんです! うーむすごい。もはや高度に発達した移動機関は、携帯端末だけじゃなくて発電所とも区別がつかなくなる時代*1……」
M「でもアプテラの天井部分がソーラーパネルだってことは、前に新城さんも言ってましたよね」
S「そうなんだ、でも新城はてっきり非常用の電源だと思ってたんだよ。ガソリンスタンドならぬ電気スタンドから離れたところで電気切れちゃった時のための。でも、考えてみれば今後パネル(の素子)の能力が順当に向上していけば、いずれ自己消費分以上の電気を生産することも全然不思議じゃないわけで」
X「『あなた、おとなりの町はもう雨がやんだみたいだから、ちょっと車で電気稼いで来てくださらない?』『もちろんさハニー』みたいな日曜の午後?」
S「それどころか、日本中を常時駆け巡ってるトラックの屋根の総面積を想像してみてください。長距離トラック、コンビニに商品を配達する軽トラ、ト●タの部品を抱えて路上を倉庫代わりに使ってるやつ……」
M「そうか、道路の面積の何割かは常に自動車で占められているわけで、それがぜんぶソーラーパネルを天井に付けたと考えると……かなり凄い発電能力になりませんか?」
ウィリアム・ギブスン「だから言っただろ……未来はもう到来してるのさ:ただしそいつは一様にではなく、まだら模様にやって来るんだ」
M「って、いいんですか勝手に登場させて!!??」
S「まぁ実際にギブスンはそんなようなこと言ってるし。引用みたいなもんだと思ってください」

*1:このへんの「あらゆることの区別がなくなってゆく/再編されてゆく」件については、以前の記事もご覧ください。